雨に打たれた紫陽花が、そのうっとうしさを少しでも和らげようと
競って咲き誇っている。梅雨になってしまった。
独り言も随分とさぼってしまった。
3月にあのWBCの熱狂、誇り高き我らが侍ジャパンの
勝ち続ける雄姿、今更ながらだが日本中が歓喜に沸きあがり
優勝が決まった瞬間など興奮のあまり身震いして涙が止まらず
相当血圧も高かったと思う。特に準決勝のメキシコ戦9回裏
ノーアウトバッター大谷。鍛え上げ、研ぎ澄まされた集中力、
そして打つ! 2塁ベース上でのあの雄叫び!
正に「敷島の大和心の雄々しさは事ある時ぞあらはれにける」
日本人の矜持を体現している瞬間だった、そして不調だった
村上選手の逆転サヨナラ弾。こんな劇的なシナリオは誰も
描けない。日本が一つになった瞬間だった。
涙の止まらない老い先短い私は、またこの感動を味わえるの
だろうか。そしてその後の侍ジャパンの活躍は周知の通り。
特に大リーガーの大谷選手の活躍ぶりは毎日の様にテレビ
から流れて来る。ワイドショーなどは、これでもかと云う位
流し続けている。この文章を書いている今日、24号を打ったと
テレビが騒いでいる。同じ日本人だと云う事に誇りと同時に
感謝しています。